人は死んだらどうなるのか。死後の世界ってのはあるのか。

私個人としてはずっと死んだら無になる、と思っています。でも30歳くらいから、あの世ってのがあって死んだ人はみんなそこで幸せに暮らしてるといいなって思うようになりました。そう思うようになってから、あの世とか天国とかって概念は、残された生きている人の希望を表しているんだなぁと考えるように。そしてそう思ったからこそやはり死後の世界なんてものはないんじゃないかなって思ったり。行ったり来たり。

仲がいい友人の死は二人目。知人や親族を含めたらもっといるけど。でも例えば祖父母の死は年齢のこともあってある程度覚悟はしてる。でも歳が近い友人の突然の死は、衝撃が強過ぎて、まだ受け入れられていない。全然実感わかない。そりゃ最近は会ってなかったよ。でもさ、一緒に旅行にも行ったしさ、なんなら10回記念はハワイ行きたいねって言ったりしててさ。旅行先でも麻雀してさ、お酒飲んで、あれやこれやってはしゃいでさ、わいわいしてたじゃん。会う頻度は減ったって、また一緒に遊べるもんだと思って疑ってなかったよ。会おうと思えばいつだって会えるって思ってたよ。

倒れたって聞いた時はさ、びっくりしたよ。でもさ、一時的なもんでさ、しばらくしたら復活してさ。お酒の席かなんかでさ、倒れた時の話をさ、面白可笑しく話してくれるんだろうなって。そう思って疑わなかったよ。まさかそのまま会えなくなるなんて、考えてもなかった。

お悔やみ申し上げますとかご冥福をお祈りいたしますとか、なんか全然しっくりこない。まだ顔見てないからかな。顔見たら実感わくかな。でもこのまま、顔も見ないままでいればずっと実感わかないままでいられるかな。そしたらさ、単に最近会ってないだけってことに出来るかな。でもそしたらいつか後悔するのかな。わかんないな。わかんない。なんかぐちゃぐちゃ。

パソコンに保存してある写真を遡ってみたんだけど、昔の写真画像粗い。何枚かあった中から割とキレイに映ってたのを一枚。

次の旅行は一緒に行けるかなって思ってたんだけどな。一緒にハワイ行きたかったなぁ。

最高位戦日本プロ麻雀協会HP→田中巌選手逝去